アニメ感想まとめ 2022/1/8
「Deep Insanity THE LOST CHILD」
タイトルから意味ありげかつ、中二病全開。
その理由は、OPにスクエニのロゴが出てきて納得。
調べてみたらメディア・ミックス作品で、
時系列は漫画→アニメ→ゲームなんだそうで。
バイオハザードチックな退廃的な世界観で、
銃と剣が得物なサイバーパンクと言えば、
好きな人は相当好きそう。
ビジュアルも含めて、
主人公の印象が薄いのは難点ですが、
個人的には好みのタイプの作品。
中盤まで曲者揃いの小隊メンバーと、
絆を深める展開ですが、
後半から銀髪のハーフエルフや、
青髪の少女メイドがヒロインで、
有名な某作品のような展開に変化します。
何故、同一人物が二人いて、
同じ時間軸で生きているのか、
そもそもラスボスってどういう存在なのかとか、
味方が使っている武器の仕組みとか意味不明など、
色々疑問があるのですが、
それは漫画を読んで、
ゲームもやってくださいって話なのでしょうか?
そうはいっても、漫画はともかく、
話の続きはソシャゲをやってくださいというのは、
控えめに言ってクソだと思います(笑)。
百歩譲って、スマホゲームとして出すなら、
買い切りのアドベンチャーゲームとかでしょうよ・・・。
それにしてもタイトルがめっちゃ覚えづらくて、
恐らく来月には忘れてそう。
ていうか現在もこのアニメは、
タイトル何だっけ状態なのですが(笑)。
余計なお世話ですが、
もう少しキャッチーなネーミングをしないと、
コンテンツそのものが流行らないでしょうね。
「SELECTION PROJECT」
詳しく知らなかったのだが、
どうやらKADOKAWA版ラブライブと思っていいらしい。
特筆すべきはアイドルアニメに重要な楽曲がかなり魅力的。
私はさっそく作中のアイドルグループ(9-tie)を、
音楽サブスク上でフォローしました。
ラブライブ楽曲と同じく、
かなりジャンルの幅が大きいですが、
そちらに比べるとかなりオシャレ系の楽曲が多いです。
こういうのなんていうのかな?渋谷系?
この手のジャンルはあまり詳しくないので、
説明できなくて申し訳ない。
ロック系の楽曲も非常にクールでびびりました。
キャラはわりとテンプレ的ですが、
みんないい子で好感度高いです。
終盤に一回、DIYな展開になるので、
ラブライブ好きが見ても面白いのではないでしょうか?
9人が固い絆で結ばれる過程は微笑ましく、
見終えてかなり爽快感のある良作アニメでした。
最初はラブライブの、
劣化クローンか何かと思っていた自分を恥じましたね(笑)。
「最果てのパラディン」
アンデッドに育てられた少年が聖騎士となって、
人助けをしたりする作品。
この世界観と設定で、
主人公を異世界から転生させる理由をあまり見当たらないのだが、
それは今度こそ、
人生を悔いなくやり直すという生き様の表れなのか。
育ての親との別れのシーンは中々泣けました。
ラノベではあるものの、
流行りのハーレム無双モノとは、
一線を画したい気持ちがあるのか、
1期では甘いラブロマンスは一切なし。
しかも、仲間になるエルフは男というのがすごいですね(笑)。
いやいや、仲間になるエルフに野郎なんてありえないだろ!
って多くの人はつっこむはずですよ、これ。
作中で一番印象に残ったシーンが、
その野郎エルフとの友情を確かめる場面というのがすごい。
男同士の友情に、
フォーカスをあてるラノベなんて、
ほぼないでしょうから希少だと思います。
わりと光るものはある作品でした。
「やくならマグカップも」
岐阜県多治見市を舞台にした陶芸をする女子高生アニメ。
各話終わるごとに、
出演声優による多治見市の紹介映像が入ることからわかる通り、
最近よく見る田舎の魅力を、
強烈にプッシュしてくるタイプの作品です。
総じてつまらなくはないのだが、
なぜか夢中になれず。
理由はとりあえず箇条書きにしてみました。
(1)絵柄があまり好みではない
(2)陶芸そのものにあまり興味はもてなかった
(もちろん文化自体はすごいとは思う)
(3)シリアスな場面は結局、
やってることは全部同じ
(最初から最後まで肉親に対する劣等感)
(4)多治見推しが強すぎて、
視聴者を楽しませることより、
町おこしが最優先事項になってるのでは?
とどうしても感じてしまう
こんな感じでしょうか。
アニメ自体のクオリティは低くないとは思うので、
日常系が好きな人は、
とりあえずチェックしてみてはどうでしょうか。